資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応
1.現状認識
当社グループは、2025年2月13日に、2028年12月期を最終年度とする「中期経営計画(2025-2028)」を策定・公表しました。
(経営数値等目標)
2024年度実績 | 2025年度予想 | 2026年度計画 | 2027年度計画 | 2028年度計画 | |
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売上高(百万円) | 35,528 | 40,002 | 48,000 | 55,600 | 63,400 |
営業利益(百万円) | 5,365 | 6,439 | 7,500 | 8,700 | 10,000 |
当期純利益(百万円) | 3,375 | 4,382 | 5,100 | 5,900 | 6,800 |
ROE(%) | 21.2 | 23.3 | 23.8 | 20%以上 | 20%以上 |
配当性向(%) | 38.8 | 50 | 50 | 検討中 | 検討中 |
2024年12月期における株主資本コストについては、CAPM(Capital Asset Pricing Model)により算出した8.14%であると認識しております。これに対し、当社のROEは21.2%となっており、株主資本コストを上回る資本収益性を達成しております。
ROEにつきましては、株主資本コストを意識しつつ、当社の直近の実績および今後の見通しから概算し、「20%以上」を維持してまいります。
2.今後の取組み方針
当社グループは、株主資本コストを上回る収益性を維持し、ROE20%以上を継続的に達成することで、当社の事業および成長性に対して株式市場から正当な評価を受け、企業価値の向上を図ります。中期経営計画に基づき、以下の取り組みに注力してまいります。
(1)「中期経営計画」の着実な実行
中期経営計画で定めた各施策の着実な実行により事業成長と収益性の維持・向上に取り組み、各計画年度における経営目標の実現を目指します。
(2)株主満足度の向上
中期経営計画で定めた株主還元(配当性向等)の着実な実行により、株主満足度の向上に取り組んでまいります。
(3)積極的なIR活動
投資家向けの決算説明会や、海外を含む株主・投資家との建設的な対話については、
取締役が主体となり、引き続き精力的に取り組んでまいります。また、IRサイトや統合報告書の充実については、IR部を中心に経営情報の発信強化に努めてまいります。